二相ステンレス鋼

二相ステンレス鋼は、高クロム(Cr)に適量のニッケル(Ni)を添加したオーステナイトとフェライトの
二相組織とした高強度・高耐食ステンレス鋼です。



二相ステンレス鋼の特長

クロム、ニッケルに加え、モリブデン(Mo)、窒素(N)を添加することにより、リーン二相鋼クラスから
スーパー二相鋼クラスまで幅広い耐食性と価格レパートリーを持ちます。

その大きな特長は、 1) 高強度、 2) 高耐食性、 3) 価格安定性 です。

また、使用用途は化学プラント、エネルギー関連プラント、遠心分離器回転体など です。

 


JIS規格

二相ステンレス鋼のJIS規格は下記の3種類があります。



二相ステンレス鋼の実用例
・配水池 (SUS 329J4L,SUS 304)


新日鐵住金ステンレス(NSSC)独自規格材質

新日鐵住金ステンレス(株)の二相ステンレス鋼の独自規格材質については、
ご要望に応じて、以下の3種類の材料を準備しています。


二相鋼の主要化学成分とPREN
*PREN(孔食指数 Pitting Resistance Equivalent Number)=Cr%+3.3xMo%+16xN%

【独自規格材質 解説】

NSSCはリーンクラスからスーパークラスまて多くの二相ステンレス鋼(Duplex)をご提供します。
二相ステンレス鋼(Duplex) は大きく3種類に分けられます。

1) リーン二相鋼・・・22%Cr-LowNi-N 系(PREN≦30)
  Ni含有量が低く、Moをほとんど含まない安価なタイプです。
  (S32101、S32304)

2) スタンダード二相鋼・・・22%Cr-5%Ni-3%Mo-N 系(PREN≒35)
  耐海水腐食性に優れています。
  (S31803=329J3L、S32205=329J4L)

3) スーパー二相鋼・・・25%Cr-7%Ni-4%Mo-N 系(PREN≧40)
  スーパーオーステナイト鋼に匹敵する耐食性を有します。
  (S32750)

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