JIS G4304(熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯)(2010)には、63種類の規格材質が登録されております。
オーステナイト系ステンレス鋼の中で、比較的汎用性の高い新日鐵住金ステンレス(株)の
厚中板 16規格材質につき、常時お取り扱いできます。これ以外のJIS規格材質についても、
ご相談に応じます。
JIS規格以外にもメーカー独自開発改良鋼種があります。
お客様からの要求特性に合わせて改良した新日鐵住金ステンレス独自開発のステンレス鋼板
(NSSCシリーズ)もお取扱い致しております。
NSSC 270は、海水、有機酸、硫酸にも優れた耐食性を有するスーパーオーステナイトステンレスで、
食品工業、海水淡水化プラント、製塩プラント、など幅広い分野で使用されている最高級のステンレス
素材です。応力腐食割れに対しても強い材料です。
また、Cuを添加したNSSC 260、260Aは耐硫酸性に優れており、厳しい腐食環境にさらされるケミカル
タンカー、排煙脱硫設備、煙突のライニングに使用されます。
NSSC 170は、SUS 316、317Lとくらべ、耐孔食性、すきま腐食性が優れており、また硫酸、塩酸に
対する耐食性も優れていることから廃液処理装置、汚泥処理装置、排煙脱硫装置など、環境設備に
最適な材料です。
NSSC 304Nは強度(とくに0.2%耐力)を高めるためにSUS 304に窒素、及びNbを添加した鋼種です。
常温から高温までの広い温度領域で、高温強度、疲労強度が高い材料で構造部材の設計に有利な材料です。
NSSC304UL、316ULは、耐粒界腐食性を向上させるために、C≦0.02%にした材料で、
粒界腐食環境での安全性を確実なものとしています。使用済核燃料再処理設備など粒界腐食が
とくに問題となる機器に使用されます。
NSSC DX-1は高強度、高耐食二相ステンレス鋼で、SUS 316、317Lよりも優れた耐孔食、
耐すきま腐食性を発揮します。常温における耐力は、SUS 304、316の約2倍の高強度材料です。
化学プラントの各種機器、遠心分離機の回転体などに使用されます。
NSSC 190LはNSSC 190をベースに不純物のC元素を極限まで低下させ厚板の靭性の改善と溶接性を
著しく改善した材料です。母材、溶接部とも0℃以上で優れた靭性を示します。
耐孔食性、隙間腐食性はSUS 304と同等以上で、有機酸などの耐酸性にも優れています。
石油精製、石油化学などの装置材料、工業用熱交換機、都市ガス製造などClイオンを含む機器、
貯湯槽の部材などに使用できます。